多読をする時は音読する方がいいの?音読から得られるメリットとは?

ウサギの音読 音読

多読にチャレンジしているなら、出来るだけ多くの洋書を読むように心掛けていると思います。

でもそれだけで良いでしょうか?

自宅や通勤時間や休憩時間、様々なスキマ時間で多読をされていると思いますが、すべて黙読で終了していませんか?

多読を日々のルーティーンに取り入れているなら、ぜひ「音読」を取り入れてみて下さい。

今回は「音読」の効果について簡単に説明していきたいと思います。

音読の効果

音読とは、本を読むときに声を出して読むことですね。

実はこの音読をするだけで、

  • 読解力(リーディング力)の向上
  • スピーキング力の向上
  • 自己分析モニタリング力の向上

以上が研究で分かっています。

声をだして読むだけで、何故これだけの効果を得られるのか?

理由は音読が、脳を活性化させるプロセスを踏んでいるからです。

あなたが音読する時に脳内では凄い速さで色んな事を処理しています。

目から入った文字情報を頭の中で

「この単語はこのように発音する」

「この節や句のアクセントやイントネーションはこうだ」

などの処理を行い、英語の音韻を形成していきます。

文字情報を処理した後、同時に行われるのが文法的・意味理解の処理です。

さらにプロセスは進み、処理した情報をもとに発声(音読)する。

これらのプロセスが句・節ごとに行われ、多重の処理が脳内で行われている訳です。

さすがに脳もゆっくり動いていられないので、動きが活発になります。

そのような状態で多読を行うので、読むことでリーディング力が向上。

音読で発話する事でスピーキングを模擬的にトレーニングする為、スピーキング力のアップ。

発話した英語に対して自己モニタリング分析が脳内で行われるので、正しく発話されているか?文法的に間違っていないか?など確認する能力が向上します。

この一連の流れをどんどん繰り返す事でこれらのプロセスがスムーズになり、読むスピードや理解するスピードも上がる訳です。

音読の取り入れ方

人前で音読するのは恥ずかしいし、発音も自信がないというあなたにおすすめの取り入れ方を紹介します。

まずは音読を部分的に取り入れてみましょう。

  • 文章のここからここまでは音読してみる
  • 1ページだけやってみる

このように多読に音読を取り入れる場合は少しづつ入れていく方が継続できると私は考えます。

Oxford Reading Clubなどで多読をしているなら、文章をタップすればネイティブの発音も確認できるので、発音に自信がなくてもマネできますよ。

音読はあなたの英語力を劇的に変えてくれます

多読をやりながら音読もできれば、あなたの英語力は劇的に変わってきます。

音読は脳内の言語中枢を刺激し、活性化させて得た知識をどんどん吸収します。

そして音読から得られるメリット

  • 読解力(リーディング力)の向上
  • スピーキング力の向上
  • 自己分析モニタリング力の向上

これらを伸ばす事で次のステップにおすすめのシャドーイングやディクテーションなどにつなげる事が可能です。

実際に音読で本を読むと、黙読で本を読んだときよりも話の内容が頭に入りやすく感じるはずです。

なんのコストもかからないので、試す価値はあるはずですよ。

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