英語多読の効果があらわれるのはいつ?

tadoku 英語多読

「英語多読」は自分のレベルに沿った簡単な文章から始められるので、英語初心者におすすめの学習法です。

特に最初の頃は「読むだけで本当に英語が伸びるのだろうか?」「効果はいつあらわれるのだろうか?」そんな気持ちで続けることが多いでしょう。

インターネット上で「英語多読」を調べると「100万語達成」が大きなターニングポイントのように記載されています。

実際はどうなのでしょうか?

すごく気になる部分ですよね?

私が英語多読を続けて実際体験した効果について解説していきます。

英語多読をこれから始めようと考えているなら、ぜひ参考にして下さい。

英語多読で効果が出始める時期

効果が出始める時期というのは、実は想像以上に早い段階で感じられます。

私の場合は「10万語」からでした。

効果が出始めるの時期は10万語から

1万語〜5万語まではほとんど効果は感じられません。

ただ読むごとに「英語の本を読めたという自信」「学習を続けられている」という嬉しさを感じていました。

英語の学習で挫折ばかり経験していたので、その時の嬉しさは半端なかったです。

その後、約10万語をクリアしたところで少しずつ効果を感じ始めました。

  • 読むスピードが上がっていること
  • 読むことに抵抗がなくなり始めたこと

なぜこのような効果が表れたのか?

以下2つの点が大きく関係しています。

  • 返り読みが少なくなってきた
  • 英語の文章を毎日見ることで抵抗がなくなってきた

以前の私は英語の文章を見るだけで「難しそう」(読み始めるか迷う)と感じていました。

もちろん読むとすぐ返り読みばかりして、なかなか進まない。

最終的には面白くなくなり「眠たくなる」(脳が拒絶し始める)、そんな状態でした。

英語多読では単語を理解しながらストーリーを感じる事ができます。

辞書を引かない分「ひたすら読み進める=ストーリーを感じられる」が起こる訳ですね。

「10万語って結構な量じゃない?」と思われますが、実は多読を続けていると以外とあっというまに到達できちゃいます。

私は1冊10〜15分程度かけて読めるレベルの本を朝と夜で1日2冊ほど読んでいましたが、1日に約1500〜1700語程度を読めていたので、約2ヶ月で10万語は超えました。

ゆっくり短い時間で続けただけでも効果を感じることができたので、あなたにも感じられるはずです。

50万語に到達するとどうなる?

一気に50万語まで飛びましたが、私の場合は50万語達成が一つの区切りだったと感じたので解説します。

スキマ時間で少しずつ読んでいたので、達成に1年ぐらいかかってしまいました。

大抵の人は半年ぐらいで50万語は突破できると思いますので、「そんなにかかるのかぁ~!」とは思わないでくださいね。

50万語超えると「Graded reader」でもある「Bookworms」のレベルに到達。

読む本はレベルアップし分からない単語も徐々に増えてくるので、推測しながら文章を読む場面が多くなるレベルであると言えます。

「Bookworms」のレベルに入るとストーリーがどんどん面白くなっていくので、読むのも更に楽しくなりますよ。

※50万語の時点で「Bookworms」を読んでいないといけないというルールはないので、好きな本であなたに合う本で構いません

この時期に感じた効果は以下のとおり。

  • 長文がかなり読めるようになっている
  • 前から読みながら理解できるようになってくる

長文に対しての嫌悪感がなくなり、抵抗なく読み進めることができるようになります。

単語の順番に理解ができるようになるので、ネイティブに近い読み方が可能になるでしょう。

100万語に到達するとどうなる?

100万語を達成すると、実は大きなターニングポイントを迎えます。

時間をかけてインプットした単語や表現をもっと「生かせないだろうか?」「どうやったら生かせるだろうか?」このように更なるステップアップを考え出す段階に入ると言えるでしょう。

私の頭の中で湧き出したステップアップと言うと、

  • 音読をやってみよう
  • 英字新聞を読んでみよう
  • 英検で力試ししてみよう
  • TOEICにもチャレンジしてみよう

こんな感じでした。

「今まで英語力が全くなかったけど、楽しく英語を学べてこれた!今度はインプットしてきた英語をアウトプットできる英語に変えていこう!」そう強く感じました。

「スタート地点に立てた」そんな気分でした。

私は100万語超えて初めて「音読」と「英字新聞」などを取り入れました。

取り入れてから数か月後に英検にもチャレンジし、準一級に合格しました。

英語多読から派生して様々な学習法を取り入れていくと、英検の対策方法も自然と効率の良いやり方が分かってきます。

英語多読で基礎(土台)が作られて、「英語脳」へ変化してきたのでしょう。

ぜひこちらの記事も参考にしてみて下さいね。

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まとめ

英語多読は、楽しく読みながら英語力を鍛えられます。

楽しみながらでも自然と英語が学べて効果もすぐに表れる。

100万語を超える頃には、実践的な英語の学習に進みたくなるでしょう。

とにかく私の中で英語多読は「英語は楽しく学ぶ」を教えてくれた先生であり、最高の学習法です。

大人から英語をやり直ししても決して遅くありません。

「しんどい」と思うような学習はやめて、楽しい方法で英語を始めてみてはいかがでしょうか?

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