英語を伸ばしたいなら絶対外せない英語多読の3つの心得

英語多読

「多読」とは「本をたくさん読むこと」であることは間違いないのですが、ただたくさん読むだけでは英語を伸ばすことはできません。

とりあえず英語の本を読めば英語が伸びると考えていると、たくさん読むことだけが目標となってしまい、だんだん継続するのがつらくなるでしょう。

挫折せず長く続けるためには、英語の本が読めるという自信をつけていくことが大事です。

それが1日1ページでも10ページだけでも問題ありません。

少しずつ自信をつけながら、継続していきましょう。

今回は多読を挫折せずに続けるための3つの心得をお伝えいたします。

3つのことを心がけるだけで、多読を効率的に進めるできるだけでなく、多読を続けるのがつらく感じなくなるでしょう。

3つのルールはこれだけです。

1.辞書を引かない

2.難しいと感じる本は読まない

3.分らない単語は飛ばして読む

「エッ?」っと思われた方もいると思いますが、この3つの方法で多読をすれば英語スキルが確実に上がります。

それでは、一つずつ説明していきましょう!

辞書は引かない

辞書は分からない単語を教えてくれる魔法の本のような物ですが、辞書を引いたけど「なんだか意味がしっくりこない」「分かったようで分かっていない」などを感じることもあります。

英和辞典では単語の意味だけは理解できますが、単語の持つさまざまなニュアンスを理解することができないのです。

英語には英語のニュアンスというものがあり辞書だけでは、なかなか理解しにくい部分です。

ここで一つの例を挙げて説明したいと思います。

「Room」のニュアンスの違いとは?

「Room」という単語を見て見ましょう。

私たちのほとんどが「部屋」という意味で理解していますよね。

下記の文章で「Room」が使われていますが、部屋という意味で直訳できるでしょうか?

■ My suitcase was so full I didn’t have room for anything else.

この文では「スーツケースはいっぱいでこれ以上何も入らなかった」という意味ですね。

■ I have room for dessert.

この文では「デザートは別腹です」という意味です。

どちらも「Room」を使っていますが、どちらかというと「スペース」の意味が強いですよね。

簡単な例ではありますが、なんとなく「Room」が部屋の意味に近い部分を使っているのが理解できるのではないでしょうか。

部屋、空間、スペースのような感じですね。

単語はその文章によってニュアンスが変わる場合もあるので、英語のまま覚える方が効率が良いです。

英語多読ではこのような理由で辞書を引かずに読みながら文章の意味をイメージする読み方をしていきます。

やさしい絵本はたくさんのイラストがあり、文字数もわりと少ないので、わからない単語が出てもイラストからイメージしながら読み進められるのが特徴です。

辞書を引いていると読むのを中断させてしまうだけでなく、読んでいる本の内容も頭に入って来なくなり、日本語に触れる時間の方が多くなってしまいます。

単語の意味を日本語で理解してしまうので、いつもの日本語ばかりが脳に入ってくるので思うように英語脳にすることができないのです。

多読では、とにかく辞書を引かずに読み進めましょう。

簡単な本から読む

英語の本を読もうと思うとなんとなく自分の英語力を過剰評価して難しい本から始める人も多いのではないでしょうか?

私もその1人でした。

ビジネス英語を使えるようになりたかったので、英字新聞の英語記事を読んだり、英語アプリのニュース記事を読んだりと試しましたが、ことごとく挫折。

少しレベルが高すぎたと思い、ペーパーバックの小説を読み始めましたがすぐに辞めてしまう。

もっとレベルを落とそうとPenguinシリーズという児童書のレベル5にたまたま出会いましたが、それでも続きませんでした。

すべての要因は、単語力がなく文章を理解することもイメージすることも困難だったからです。

イラストもなくただ文章が並ぶ小説は、単語が分からないと文章の内容を理解できない。

前後の文章を読んでもなかなか内容は読み取れませんでした。

もしこれが絵本であれば、どうでしょう?

文字数も少なく、イラストもあるので単語が分からなくても書いてある内容はなんとなくでも把握できます。

文章をイメージで捉えることができれば、それぞれの単語を日本語でなく英語で理解できるようになるでしょう。

分からない単語は飛ばして読む

これこそ日本人がもっとも嫌う読み方だと私は感じています。

穴埋め問題ならまだしも、文章の途中の単語が分からないとすべてが分からなくなる気持ちになり、辞書を都度引いてしまう。

英語多読をせっかく始めても、これでは挫折してしまうでしょう。

英語多読はまず読めるという自信をつけていただきたいので、分からなくても読み進めてください。

読み進める間に「あの単語って、恐らくこんな意味だろうな」となる時があります。

もし、分からないのがどうしても気持ち悪いなと感じる場合は分からなかった単語だけ別ノートに記載して、読み終わった時に辞書などで調べても構いません。

だんだん慣れてくると、辞書を引く回数も減ってくるでしょう。

日本語の小説を読む時に辞書は引かないですよね?

ストーリーは読みながらイメージを膨らませながら、泣いたり笑ったり感情移入してしまいますよね?

読み終えた時に印象に残った部分を振り返ったりするのは、本を楽しんで読んだ証拠です。

英語の本も読み方は日本語と変わりません。

英語多読を継続できれば、楽しみながら読めるようになるでしょう。

まとめ

英語多読における3つの心得を説明してまいりました。

簡単なことのようで以外と意識してないとできない内容なので、ぜひトライしてみて下さい。

最後にまとめです。

  辞書は引かない

英語の本を読んでいる最中には辞書は引かないようにしましょう。

理由は以下の3つです。

・辞書を引くことで英語脳になりかけていた脳が、日本語脳に戻ってしまう

・本を読んでいる最中に辞書を引くと、せっかくストーリーが頭に入りかけているを止めてしまう

・英語を英語のまま理解することができない

  簡単な本から読む

英語多読を始める時は、必ず自分が読めると思えるレベルの本を読みましょう。

理由は以下の3つです。

・レベルが少しでも高いと分からない単語が多く出るため、読むのがつらく感じる

・レベルが高い本はイラストも少なく、イメージで内容を把握するのは困難

・絵本ならイラスト及び単語数も少ないので、読めるという感覚がつき自信につながる

  分からない単語は飛ばす

分からない単語が出ても、何も考えずに飛ばして読み続けましょう。

理由は以下の2つです。

・分からない単語が出る度に読むのを中断するとストーリーが頭に入ってこない

・分からないけど読み進めることでストーリーの全体像がある程度見えてくる

英語多読は昔からある勉強法なのに、日本の英語教育には浸透していないのが本当に残念です。

近年中学校や小学校でも少しづつ取り入れられているようですが、大人の方でも遅くないです!

ぜひ英語多読を始めてみてください!英語力が変わりますよ。

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