「英語多読」は自分のレベルに沿った簡単な文章から始められるので、英語初心者におすすめの学習法です。
特に最初の頃は
「読むだけで本当に英語が伸びるのだろうか?」
「効果はいつあらわれるのだろうか?」
そんな気持ちで続けることが多いでしょう。
インターネット上で「英語多読」を調べると「100万語達成」が大きなターニングポイントのように記載されています。
実際はどうなのでしょうか?
すごく気になる部分ですよね?
私が英語多読を続けて実際体験した効果について解説していきます。
英語多読をこれから始めようと考えているなら、ぜひ参考にして下さい。
英語多読は「効果なし」?大人が必ず陥る3つの罠と回避法
ウェブ検索をすると英語多読は「効果がない」「意味がない」といった検索キーワードを見ることがよくあります。
これは決して、英語多読自体に効果がないわけではないんですよね。
多くの場合、忙しい大人が独学で始める際に、以下の「3つの罠」のどれかにハマってしまっていることが原因なのです。
① 自分のレベルに合っていない「難しすぎる洋書」を選んでいる
多読を始める時に最もハマる罠がこれです。
私もそうでしたが「せっかく読むなら、少し難しい方が勉強になるはず」と、背伸びをして難しい本を選んでしまうことです。
知らない単語が1ページに何個も出てくる本は、基本アウトです。
多読の基本は「辞書を引かずに、スラスラ読めるやさしい本」を大量に読むこと。
分からない単語が多ければ多いほど、挫折します。
まずはプライドを捨てて、ネイティブの子供向け絵本(語彙制限本)からスタートするぐらいが、結果的に最も継続の近道です。
② 日本語に訳しながら読む「返り読み」から抜け出せていない
残念ですが、この返り読みも最終的に読むのがしんどくなって挫折します。
日本語で書かれた本を読む時に、学校の授業で染み付いた「後ろから日本語の語順に訳して読む」という癖。
これを引きずったままだと、読むスピードは上がらず、脳への負担ばかりが大きくなってしまいます。
多読の最大の目的は、英語を英語の語順のまま理解する「英語脳」にすること。
ここでもプライドは捨てて、子供用の絵本から始めてください。
まずは返り読みせずに英語が頭に入ってくる状態にするのが重要です。
③ 「最初の10万語」の壁を越える前に挫折してしまう
「1週間、本を数冊読んでみたけれど、何も変わらない」とすぐに効果を求めてしまうのも、失敗の典型例です。
英語を英語のまま処理する感覚が身につき始めるまでには、一定の量が必要です。 その最初のブレイクスルーが起こる目安が「10万語」です。
正しいやり方でこのラインを越えれば、英語に対する拒絶反応は嘘のように消え去ります。
英語多読で効果が出始める時期
それでは、英語多読は本当に効果があるのか?という所に焦点を置いて説明していきたいと思います。
英語多読で効果が出始める時期、実は想像以上に早い段階で感じられます。
それは「10万語突破」からです。
最初のマイルストーン「10万語」で実感できる大きな変化
「10万語」と聞くと途方もない数字に感じるかもしれませんが、実は忙しい大人にとって、最も現実的で達成感を得やすい最初の壁です。
この10万語を突破したあたりから、あなたの「英語脳」のOSが少しずつ書き換わり始めます。
具体的に、10万語に到達すると以下のような明確な変化が起こります。
①「返り読み」が減り、英語への「拒絶反応」が消える
最大の効果は、英語に対する心理的なハードルが消滅することです。
学校の授業で染み付いた「後ろから日本語に訳して読む(返り読み)」癖が抜け始め、英語を「英語の語順のまま」塊で捉えられるようになります。
多読は自分のレベルに合う本を読むので、語順のまま読むのに慣れやすいのです。
英文を見たときに「うっ」と構えてしまうあの特有の疲れがなくなり、すっと物語の世界に入っていける感覚を味わえるようになります。
② まだ「できないこと」も知っておく
ただし、10万語はあくまで最初のステップです。
- 「字幕なしでハリウッド映画が完璧にわかる」
- 「英字新聞(The Japan Times Alphaなど)がスラスラ読める」
といったレベルにはまだ到達しません。
これらはこの先の100万語レベルの楽しみに取っておき、まずは「英語を英語のまま処理する回路」ができたことを喜びましょう。
「多読10万語」を大人が無理なく達成するスケジュール
では、具体的にどれくらいの期間で10万語に到達するのでしょうか? まとまった勉強時間が取れない忙しい大人でも、以下のようなペースなら決して無理な数字ではありません。
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1日の読書量: 約1,500〜1,700語(やさしい洋書を1日2冊)
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必要な時間: 1日トータル約20〜30分(通勤電車で15分、寝る前に15分など)
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達成までの期間: 約2ヶ月(約10週間)
休日に何時間も机に向かう必要はありません。スキマ時間を活用して「1日2冊」を習慣化するだけで、2ヶ月後には10万語の壁を越えることができます。
10万語達成におすすめの教材と本の冊数
「じゃあ、何をどれくらい読めばいいの?」という疑問が湧くと思います。 目安として、初心者向けの語彙制限本(Graded Readers)やネイティブの子供向け絵本で、およそ50冊〜100冊を読み終える頃が10万語のタイミングです。
特におすすめなのが、イギリスの小学校で国語の教科書として使われているOxford Reading Tree(ORT)シリーズです。最初は1冊数十語の絵本からスタートし、少しずつ文字数が増えていくため、大人がやり直す教材として最適です。
すべて紙の本で揃えると費用がかさむため、手軽に始めたい方は、無料でORTの一部が読めるサイト『Oxford Owl』を活用するのがおすすめです。

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是非、ダウンロードして読んでみてください。
次のステップ「50万語」で訪れるブレイクスルー
最初の10万語をクリアして英語の拒絶反応が消えたら、多読の楽しさはここから一気に加速します。次に目指す50万語のステージでは、脳内にさらに大きな変化が起こり始めます。
一気に50万語まで飛びましたが、私の場合は50万語達成が一つの区切りだったと感じました。
スキマ時間で少しずつ読んでいたので、達成に1年ぐらいかかってしまう
大抵の人は半年ぐらいで50万語は突破できると思いますので、「そんなにかかるのかぁ~!」とは思わないでくださいね。
50万語超えると「Graded reader」でもある「Bookworms」のレベルに到達。
読む本はレベルアップし分からない単語も徐々に増えてくるので、推測しながら文章を読む場面が多くなるレベルであると言えます。
「Bookworms」のレベルに入るとストーリーがどんどん面白くなっていくので、読むのも更に楽しくなりますよ。
※50万語の時点で「Bookworms」を読んでいないといけないというルールはないので、好きな本であなたに合う本で構いません
この時期に感じた効果は以下のとおり。
- 長文がかなり読めるようになっている
- 前から読みながら理解できるようになってくる
長文に対しての嫌悪感がなくなり、抵抗なく読み進めることができるようになります。
単語の順番に理解ができるようになるので、ネイティブに近い読み方が可能になるでしょう。
100万語に到達するとどうなる?
100万語を達成すると、実は大きなターニングポイントを迎えます。
時間をかけてインプットした単語や表現をもっと「生かせないだろうか?」「どうやったら生かせるだろうか?」このように更なるステップアップを考え出す段階に入ると言えるでしょう。
私の頭の中で湧き出したステップアップと言うと、
- 音読をやってみよう
- 英字新聞を読んでみよう
- 英検で力試ししてみよう
- TOEICにもチャレンジしてみよう
こんな感じでした。
「今まで英語力が全くなかったけど、楽しく英語を学べてこれた!今度はインプットしてきた英語をアウトプットできる英語に変えていこう!」そう強く感じました。
「スタート地点に立てた」そんな気分でした。
私は100万語超えて初めて「音読」と「英字新聞」などを取り入れました。
取り入れてから数か月後に英検にもチャレンジし、準一級に合格しました。
英語多読から派生して様々な学習法を取り入れていくと、英検の対策方法も自然と効率の良いやり方が分かってきます。
英語多読で基礎(土台)が作られて、「英語脳」へ変化してきたのでしょう。
ぜひこちらの記事も参考にしてみて下さいね。


まとめ
英語多読は、楽しく読みながら英語力を鍛えられます。
楽しみながらでも自然と英語が学べて効果もすぐに表れる。
100万語を超える頃には、実践的な英語の学習に進みたくなるでしょう。
とにかく私の中で英語多読は「英語は楽しく学ぶ」を教えてくれた先生であり、最高の学習法です。
大人から英語をやり直ししても決して遅くありません。
「しんどい」と思うような学習はやめて、楽しい方法で英語を始めてみてはいかがでしょうか?



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